「フリーランスで働く」最近よく聞くようになりましたが、フリーランスで働くとはどういうものなのでしょうか。この記事では、フリーランスと言われている仕事にはどんなものがあるのか?また、フリーランスになることのメリット・デメリットを知り、シングルマザーでもフリーランスに挑戦することができるのか考えていきたいと思います。
この記事の内容
1.フリーランスとは
フリーランスという言葉を知っていますか?自営業している人?在宅ワークをしている人?いろいろと想像してしまいますが、ウィキペディアではフリーランスを以下のように述べています。
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である。日本では自由業または自由職業とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
2.どんな仕事があるの?
ここでは「フリーランス」と言われている仕事にはどんなものがあるかいくつか例をあげてみたいと思います。
2-1.プログラマー
プログラム言語を用いてコンピューターのプログラムを作成し、各種ソフトウェアやシステムの開発を行っているのがプログラマーと呼ばれる人の事です。 そして、プログラマーのなかでも、組織に属さず独立して、企業などから発注された仕事を行う人は「フリーランスプログラマー」と呼ばれています。
フリーランスとしての仕事は、法人などを構える独立系と本業の隙間時間を利用して行う副業系と2種類あります。そのため、在宅ワークやリモート案件を受託でこなす副業プログラマーとしての仕事が多い傾向です。
時間や働き方の自由度は高いですが、報酬の単価は低めなようです。
2-2.Webライター
WebライターとはWeb上の文章を書く人の事を言います。新聞や雑誌のように紙に執筆するわけではなく、Webサイト上に文章を書いていくため、検索エンジンやSNSの集客を意識したスキルが求められます。
Webライターはインタビューの執筆記事、商品説明文、ニュースやコラムなどライティングの分野は幅広くジャンルによっては高度な専門知識を必要とします。
文字数によって単価が決まり、1記事ごとに報酬がもらえるため書けば書くほど報酬があがっていきます。
2-3.翻訳
在宅で働くことができる翻訳の仕事は、主婦や副業を考えている方に人気の仕事です。英語の案件数が多く英語が好きな人にはおすすめで、新興国の言語の翻訳などは単価が高かったりします。
フリーランスの翻訳者はクラウドソーシングや受注サイトを利用して仕事を受注したり、翻訳会社に登録をして仕事を受けています。時間や場所にとらわれないので、家事の合間や本業のすき間時間を生かして仕事をすることができます。
2-4.ブロガー
ブログを書いている人のことをブロガーと言い、ブログだけで生活を賄える収入がある人のことをプロブロガーと呼ぶそうです。
ブログに広告を貼りその広告がクリックされると収益が発生するGoogle AdSenseや、サービスや商品を紹介して売れるとそれぞれに応じた収入がもらえるASPを介したアフィリエイトなどから収入を得ることができます。
広告収入のほかにも企業から依頼された商品の紹介記事を書いたり、有料のコンテンツを販売したりと、ブログから派生して収入を得る方法も多数あるようです。
2-5.家事代行
家事代行サービスとは、掃除・洗濯・料理など仕事や事情があって家事ができない依頼主に変わって家事を代行するサービスの事です。家事代行は時給制ですが、主婦の経験を活かすことができたり、調理師免許・栄養士免許などの資格により付加価値をあげていくこともできる仕事です。年々、家事代行サービスの需要は伸びており、今後フリーランスとしての幅も広がっていくことが予想されるでしょう。
3.フリーランスのメリット・デメリット
3-1.メリット
①自分でスケジュール管理できる
「子どもが発熱した、どうしよう」「明日仕事休めるかな?」小さいこどもを持つシングルマザーなら、日々この不安を抱えながら仕事をしているでしょう。フリーランスであれば、そのような突発の発熱などの保育園の迎えに対応や、こどもを看病しながらの仕事が可能となります。自分でスケジュールを組めるので勤務に自由が利くのがメリットですね。
②高収入も夢ではない
収入が大きくあがる可能性もあるのもフリーランスのメリットですね。個人事業主となるので、利益が出た分は全て自分の収入となります。自分の裁量で仕事を調整しながら、収入アップしてくことができるのもフリーランスの魅力です。
③自分の得意なことを活かせスキルアップできる
会社に属していると、人間関係のいざこざに巻き込まれたり、自分のやりたくない仕事、例えば長い会議や社員の育成、社内行事への参加などもやらなければなりません。フリーランスであれば、自分の目標に向かって集中して仕事をしていくことができるので、自分の得意なことを活かしてスキルアップしていけます。
✔高収入も夢ではない ✔自分の得意なことを活かせスキルアップできる
3-1.デメリット
①収入が不安定
会社員は毎月決まった給料を決まった日にもらえますが、フリーランスの場合、その安定性はありません。もちろんやればやった分だけ大幅な収入アップも望むことができますが、最初から事業が軌道にのるとも限りません。仕事をたくさんこなしていたとしても、翌月に必ず振り込まれないケースもありますし、残業代や交通費もでないので収入は不安定と言えます。
②オンとオフの切り替えが難しい
会社員のように就業時間が決められ、毎日決められた時間に出社して職場で仕事をするのとは違い、フリーランスは自由に仕事ができる分、プライベートとの時間の切り替えが難しいと言われています。今は会社員でも在宅で仕事をしている人が増えてきましたが、フリーランスも在宅が職場となることが多いので、オンとオフのメリハリがなくなってしまうこともあるようです。カフェに出向くなどして集中して仕事ができるよう工夫も必要なのかもしれません。
③確定申告が面倒
会社員は会社で年末調整を行ってくれるので確定申告は不要です。しかし、フリーランスは個人事業主として所得の申告をする義務があるため、確定申告をしなければなりません。経理ソフトなどを使いながら、経費なども入力し作業していかなければならないので手間がかかります。売り上げがある程度ある場合は税理士に確定申告を依頼し、本来の業務に集中することもできます。
✔オンとオフの切り替えが難しい ✔確定申告が面倒
4.シングルマザーこそフリーランスにチャレンジ
フリーランスで仕事をするというのは、収入へのリスクも伴いますし、生半可な気持ちでできることではないという事がわかりました。しかし、シングルマザーだからといって子供に我慢をさせたくないですし、やりたい事をやらせてあげたいという思いを持つことは、親だったら誰でもあるでしょう。フリーランスはとにかく「自分次第」というところが大きいですが、シングルマザーがチャレンジすることで、悩みが解決するかもしれません。
5.まとめ
いかがでしたか?フリーランスにはどのような仕事があり、どんなメリット・デメリットがあるのかまとめてみました。シングルマザーでも「フリーランスで働くことはできる」という事は忘れずに、いろいろと選択していきたいですね。