子連れで再婚をする場合、結婚式はあげるものなのでしょうか?あげるとしたらどんな結婚式がお勧めなのでしょうか?初婚の場合と異なり、招待客は2回目の参加となってしまうし、ご祝儀を頂くのも…と悩んでしまう事もあるでしょう。ここでは子連れで再婚する場合の結婚式のスタイルや悩みについて見ていきたいと思います。
この記事の内容
再婚時の結婚式実施率
子連れで再婚し、結婚式をあげる事を「セカンドウェディング」と言ったりするんですね。リクルートブライダル総研による結婚に関する調査によると、再婚時の結婚に関して以下の調査結果がでています。
「新郎・新婦ともに初婚層」の挙式、披露宴・披露パーティの実施割合は70.7%、「いずれかまたは両方再婚層」の実施割合は42.9%
再婚層の約4割は挙式、披露宴・披露パーティーを実施しているようです。
結婚式のスタイルにはどんなものがあるの?
再婚という形になっても`結婚式をあげたい‘と思う気持ちは少なからずあると思いますし、式自体をあげる事はとても素敵な事だと思います。しかし、招待客も2度目の参加となってしまったり、ご祝儀等について考えなければいけなかったりと、子連れ再婚する時の様々な悩みが生まれます。悩みについては後ほど書いていきますが、ここでは、新郎・新婦それぞれのケースで再婚した場合の結婚式のあげ方について見ていきたいと思います。
新郎が初婚・新婦が再婚した場合
新婦が再婚の場合、初婚時の経験を踏まえて今の状況に合った結婚式を追及する事が多いようです。初婚の時よりもランクアップしている結婚式もあれば、親しい人だけを招いた「会費制パーティー」を開いたり、周りに気を使わなくてもよい「フォトウェディング」を行ったりもしています。新郎は何もかもが初めてで、経験もないので新婦の意思を尊重するケースが多いのではないでしょうか。
新郎が再婚・新婦が初婚の場合
新婦が初婚の場合は、新婦側の気持ちを汲んで結婚式スタイルを決める事が多いようです。`結婚式では〇〇がしたい‘という、女性にとっての結婚式に対する憧れもあり、男性はその気持ちを大切にしたいという気持ちの表れとして結婚式を行う人が少なくないそうです。
新郎・新婦ともに再婚の場合
2人とも再婚同士の場合は、初婚時に比べると規模を小さくして式を行う事が多いようです。二人にとって本当に大切な人達だけを招いてアットホームな少人数の結婚式にする場合もあります。
再婚にお勧めのウェディングスタイル
では、上記にでてきた結婚式のスタイルについてもう少し詳しく見ていきましょう。
会費制パーティー
一般的な披露宴のようにご祝儀を頂くのではなく、あらかじめゲストに一律の金額を知らせて参加してもらうのが「会費制パーティー」と言います。友人だけを招いたカジュアルなパーティーや、海外・国内リゾート挙式後の地元でのお披露目会などで活用するカップルが増えています。会費制のパーティーのメリットは、ゲストの金銭的負担を軽くできるという点があります。披露宴のご祝儀は3万円が相場と言われていますが、会費制パーティーの場合は、1.5~2万円、もしくは2万円以下が一般的なようです。その為、ご祝儀と比較してもゲストの金銭的な負担が軽く、招待がしやすくなります。また、引き出物や席次表等も要らないので、準備も簡単な事がメリットとしてあげられます。
フォトウェディング
フォトウェディングは略して「フォト婚」とも言うようですね。挙式や披露宴をしないカップルが、結婚式の代わりに写真を撮影する事で、「写真だけの結婚式」とも呼ばれているようです。再婚だから盛大な式はちょっと控えたい、もしくは授かり婚だから体に負担のないよう写真だけとか、様々な理由で結婚式をあげなかったカップルに人気です。写真を撮るロケーションや選ぶ衣装等様々な状況にもよりますが、フォトウェディングの相場はだいたい3~10万円くらいだそうです。フォトウェディングは、時期を選ばずに写真撮影ができたり、思い出作りに最適で人気となっています。
海外ウェディング
職場や友人など招待客からのしがらみから解放され、ご祝儀の心配をしなくてもいいのが海外ウェディング。家族や親しい友人のみを招待して、あこがれの海外、リゾート地で旅行を兼ねながら挙式をするのも人気があります。再婚で子連れでのカップルとなれば、初の海外旅行として家族の絆を深めるいい機会ともなります。非日常のシチュエーションで、ゲストにも楽しい時間をプレゼントする事ができます。気になる費用ですが、旅費、挙式、現地パーティー、現地滞在費などを合計すると、約250万円程。国内で挙式をする場合の平均が、約280万(※80名程度の披露宴)なので、新婚旅行などを考えると海外ウェディングの方がお得とも言えます。更に、グアムやアジアなどはヨーロッパよりも滞在費や旅費が安くなるので、上記の金額よりも安くプランを立てる事もできます。
子連れ再婚する時の悩み
いざ子連れで再婚する時には、結婚式をあげるうえでのいろいろな悩みがでてきますよね。ここでは、結婚式をあげる時に考える事やどのようにしたらうまくいくのか書いていきたいと思います。
ご祝儀はどうするの?
再婚で結婚式をあげるとなると招待客(親族や友人達)も式に2度参加する事になります。一度ご祝儀をもらっている人からまたご祝儀を頂くのも…と気が引ける思いをする事もあるでしょう。それでも近年では、「お祝い事はお祝いすべき」という風潮もあり結婚式はあげている人も多くなっているようです。
再婚での結婚式が増えてきている中、「ご祝儀は受け取らない」「会費制のパーティーにする」など招待側からご祝儀を受け取らない事を明記して、結婚式への参加を促しやすくしているようです。会費制のパーティーなどは、レストランなどを利用しアットホームな雰囲気で参加してもらう事もできます。
※招待状にご祝儀を受け取らない事を明記しても、ご祝儀を渡してくれる人がいるのであれば受け取るのがマナーなようです。
親族は呼ぶの?
どちらも一度結婚式を経験している再婚同士のカップルは、親族のみで簡単に済ませるケースもあるようです。親族は完全にゲストという立場ではなく、相手の親族や他のゲストをもてなすという立場になってきます。親族はお客様ではなく、主催者側として新郎新婦と一緒に重荷も背負ってくれるという関係です。その為、一度参列している親族にとっては、気を遣ってしまったりと、参列する事を面倒だと感じる事も少なくないようです。
私が再婚する時は…
今はまだ、再婚の「さ」の字も浮かばずそのような出会いもない為、想像でしか考えられないのですが、もし私に再婚の機会があるのであれば、フォトウェディングで娘含めた家族としての写真を納めたいですね。元旦那と私は友人同士で結婚式をあげたので、離婚した今となっては、2回も友人に式に参列してもらう事は申し訳ないと思ってしまいます。家族同士の顔合わせくらいの感覚で本当に小さくアットホームなものがいいなと、記事を書きながら思いました。
まとめ
いかがでしたか?子連れで再婚して結婚式をする場合、考える事や悩み事も多いものですが、周りの方への配慮を忘れず、感謝の心を持ちながら行う事で解決していける事ができるでしょう。新らたな一歩として、再婚でも素敵な結婚式をあげられるのが一番ですね。