中学生の子育てはなぜ大変?その理由と親子の関わり方

中学生の子育ては大変!と言われていますが、なぜそんなに大変なのでしょう?中学生の子供を持つ親がどのような事に苦労をしているのか、また中学生本人はどのような悩みを抱えているのか…。この記事では良好な親子関係を築いていくために、その理由を考え、解決策をまとめてみました。

中学生の子育てをしている親が抱える3つの悩み

思春期真っ只中の中学生の育児をしていくと、大変だと感じる悩みもたくさんあるでしょう。ここでは、中学生の子育てをしている親がどのような事に悩んでいるのか、大きく分けて3つの悩みについて書いていきたいと思います。

 

1.反抗的な態度を取るようになる

中学生を育てる親の誰もが「子育てを大変だ」と感じ、そして誰もが「ぶつかる壁」ではないでしょうか。親の話を聞かない、無視する、反抗的な口調になる、何もやらなくなるなど、このような反抗的な態度をとる子供への対応に、親としてはとても困ってしまう事があるかと思います。後ほど思春期や反抗期については詳しくみていきますが、中学生の子育てをしていく中でこの悩みが一番大変だと言われています。

2.スマホ問題

反抗的な態度に続いて出てくる悩みとしては、スマホ問題があります。現代社会ならではの悩みと言えますね。今はキッズケータイなども出ていて、私のまわりには幼稚園の時からケータイを持たせている親も実際にいます。中学生ともなれば、スマホを持っているのが当たり前の時代になってくるでしょう。

ラインなどのSNSトラブル、いじめ、有料サイトへの閲覧など、親の見えないところで様々な問題が生じていて、気付いた時には事態が深刻化している事もあり得ます。中学生の子供を持つ親にとっては、悩ましい問題ですね。

3.勉強に対する考え方

親の「将来的な教育方針」と子供の「自分の将来、進路についての考え方」の相違とも言えるでしょうか。中学生になると、進学や受験、就職など自分の進路について考えなければいけなくなります。親としては、できれば公立の高校へ行って大学へ進学し、安定した企業へ就職してほしい…など、どこか子供に夢を抱き、期待をしてしまうのではないかと思います。しかし、その一方で子供は、やりたい事があって海外へ行きたい、専門的なスキルを磨きたいから大学ではなく専門学校へ行きたいなど、将来への希望を胸に抱きます。この状況で、進路に関する話を親子でしたとすれば何が起きるか分かりますよね?対立しているお互いの意見をまとめていく事も、親にとっては大変な悩みとなっています。

中学生本人が抱える3つの悩み

では、中学生本人はいったいどのような悩みを抱えているのでしょうか。ここでは中学生本人が抱える悩みについて、大きく分けて3つ見ていきたいと思います。

1.人間関係

中学生になると出てくる「先輩・後輩」などの上下関係。小学生までは何も考えずに人と接する事ができていましたが、中学生になると先輩に対して敬語を使ったり、後輩はこれをやらなければいけないなど、人間関係がとても複雑になってきます。社会におけるルールに慣れていく事も中学生にとっては大変な悩みです。

2.勉強に関する悩み

成績があがらない、受験がプレッシャーに感じる、部活と勉強の両立が大変など、勉強に関する悩みも多く抱えています。小学生から中学生になると勉強の量も一気に増え、部活や塾、習い事などの時間も増える事で体力的にも大変になってきます。勉強に関して悩みがあったとしても、親や先生に相談したくてもできないという状況で悩んでいる中学生もたくさんいる事でしょう。

3.コンプレックスを感じるようになる

顔にニキビができた、髪の毛が天然パーマである、背が低いなど、中学生になると自分の容姿をとても気にするようになります。小学生までの間は気にもならなかった事が、周りの環境の変化や思春期のからだの変化などにより、意識し始めるようになります。周りと比較して、自分は…と劣等感を抱き、悩んでいる中学生も多くいるかと思います。

思春期が与える影響

「思春期」とは、こどもから大人へと変わっていく移行期全体を差す言葉で、この時期には、男性も女性も「二次性徴」と呼ばれる大きなからだの変化が起きます。からだの急激な変化に本人がついていく事ができず、戸惑ってしまったり、なぜこんなに苛立ってしまうのか分からなかったりと、心にも変化が現れます。

からだの変化に伴い、自分の容姿にもとても関心を持つようになります。先ほど、中学生本人が抱える悩みとして「コンプレックスを感じる」でも述べましたが、人と比較して自分はどうなのか、劣等感を感じたりプライドが傷ついてしまい自信を失ってしまったりと、心がとても揺れ動く事もあります。

また思春期は親との距離を置き始める時期でもあり、今まで自分を守ってくれた親に対しては「まだちょっと自信がないから頼っていきたい」という気持ちと、「自分はもう大人になっていくのだから自立したい」という二つの心の葛藤が起こってきます。思春期は大人としてのからだの成長があり、大人への自立の一歩としての心の成長があるわけですから、親子で乗り越えていかなければなりません。

思春期と反抗期の関係

思春期で自我が芽生え、自立をしたいと思っている自分の子供に対して、「使ったものはすぐ片付けなさい!」や「宿題はやったの?テレビを見る前にやりなさい!」などという親の問いかけは、苛立ちの原因にしかなりません。また自分の体が急に変化していく中で、心が追い付かず戸惑いを感じ、ストレスや不安を感じている状態であれば反抗的な態度をとってしまうのは自然と考えられます。

このように、思春期を迎えている中学生は反抗期と密接な関係がある事が分かりますね。新たな一歩を踏み出した中で、勉強や人間関係に悩み、コンプレックスや心の葛藤を抱えている事を理解してあげる事がとても大切です。

母親から聞く大変だった私の中学生時代

私も反抗期を経験し、大人になった一人です。自分の反抗期がどのような状況だったのか…母に聞いてみたところ、とにかく口答えがすごかったそうです。親から言われる事の全てを否定し、しまいには返事をしないなど、親に対して無視もしていたようです。私は当時、妹と二人部屋で、ほとんど毎日喧嘩をしていた記憶があります。自分の部屋が欲しくて、いつもイライラしてしまい妹に暴言をはいたこともありました。今となっては部分部分でしか思い出せませんが、何かしらの心の葛藤があり、態度に出てしまっていたのだと思います。

「あの時期は大変だったよ」と母にも言われましたが、あの反抗期がなかったら今の自分はいなかったでしょう。良い意味で、何でも態度に出せる相手がいるというのは子供にとっても安心できる居場所があり、このような経験を乗り越えてこそ築いていける関係もあると私は思っています。

良好な親子関係を築いていくために

最後に、中学生の子育てを大変だと感じず、良好な親子関係を築いていくためにはどうすればよいのか?をまとめてみました。

・とにかく本人を認めてあげて、自信を持たせてあげましょう。反抗的な態度を取られて、こちらもいらっとなる事もあるかもしれませんが、本人も悩んでいます。心に葛藤も起きています。その事実を受け止め、どんな状態であっても認めてあげましょう。そして、コンプレックスで悩んでいたり、理由もなく不安な気持ちになっている事を理解し、いつも味方になってあげましょう。「大丈夫なんだ」と本人が思えるように、自信を持っていけるようにしてあげるのが重要です。

・干渉し過ぎず見守ってあげましょう。あれしなさい、これしなさいと言い過ぎず、本人の意思を聞いてあげましょう。本人が今どういう事に直面していて何に悩んでいるのか、口出しせずに見守っていくと、自ら解決している事もたくさんあるはずです。口をはさみたくなっても一度ぐっとこらえて、子供と適度な距離を保ってみてください。

・親がストレスをためず、子離れしていきましょう。中学生の子育ての大変さにストレスを感じてしまう事もあるかと思いますが、成長への一歩を踏み出した子供をそっと応援してあげましょう。意外と親が子供を心配し過ぎて、子離れできていないケースもあるようです。子供も親から離れる準備を進めているのですから、親も見守りながら少しずつ子離れしていく事が大切ですね。

まとめ

いかがでしたか?中学生の子育ての大変さは、思春期や反抗期が大きく関係し、それに悩まされるところからきているようです。子供から大人への階段をのぼり始めた我が子を見守っていき、そっと背中を押してあげられるような関係を築いていけるのがいいですね。